SalonStack

【2026年版】サロン開業時のキャッシュレス決済5社比較|手数料・入金・端末を徹底比較

はじめに

サロンを開業するなら、キャッシュレス決済の導入は必須です。

日本のキャッシュレス決済比率は年々上昇しており、特に20〜40代の女性客は「カードやスマホで払えないなら、他のサロンを探す」という行動が当たり前になっています。キャッシュレス非対応は、そのまま機会損失です。

しかし、決済サービスは数多くあり、手数料率・入金サイクル・端末費用・対応ブランドが複雑に異なります。開業準備で忙しいなか、すべてを比較するのは大変です。

この記事では、美容サロン(ネイル・美容室・エステ・まつげ・リラクゼーション)の開業時に検討すべき主要5社のキャッシュレス決済サービスを、サロンオーナーの視点で徹底比較します。

サロンにキャッシュレス決済が必要な3つの理由

1. 客単価がアップする

「手持ちの現金が足りないから、追加メニューはやめておこう」——キャッシュレス対応にすれば、この心理的ブレーキがなくなります。ネイルのオプション追加、トリートメントのアップグレード、ケア商品の購入など、支払い方法の制約がなくなることで客単価が自然と上がります

2. 会計業務が効率化される

現金管理は地味に手間がかかります。釣銭の準備、レジ締め、入金、現金の過不足チェック——これらの業務がキャッシュレスで大幅に削減されます。特に1人営業のサロンでは、施術に集中できる時間が増える効果は大きいです。

3. 売上管理・確定申告が楽になる

決済データが自動で記録されるため、手書きの売上台帳が不要に。POSレジや会計ソフトと連携すれば、日々の帳簿作成から確定申告まで大幅に省力化できます。

主要5社を一覧比較

手数料比較

2026年3月時点の対面決済の手数料率です。

サービスVisa/MastercardJCB/AMEX等電子マネーQRコード月額費用
Square2.5%2.5%3.25%3.25%0円
Airペイ3.24%3.24%3.24%3.24%0円
stera pack1.98%2.48%3.24%3.24%3,300円(初年度0円)
STORES 決済2.48%2.48%1.98%3.24%0円(フリー)/ 3,300円(スタンダード)
楽天ペイ3.24%3.24%2.95%2.95%0円

注意: 手数料率は各社の条件により異なります。Squareの2.5%は年間決済額3,000万円未満の対面決済が条件です。Airペイはディスカウントプログラム適用で2.48%になる場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

端末費用・入金サイクル比較

サービス端末費用入金サイクル振込手数料
Square4,980円(リーダー)翌営業日(みずほ/三井住友)/ 毎週金曜(その他)0円
Airペイ0円(無料貸与)月6回(みずほ/三菱UFJ/三井住友)/ 月3回(その他)0円
stera pack0円(無料貸与)毎日〜月2回(選択可)0円(三井住友)/ 220円
STORES 決済27,720円(フリー)/ 0円(スタンダード)最短翌々営業日要確認
楽天ペイキャンペーン中0円翌日(楽天銀行)/ 月1〜2回0円(楽天銀行)/ 有料

対応決済ブランド数

サービスクレジットカード電子マネーQRコード合計
Square6ブランド交通系IC/iD/QUICPayPayPay/d払い等30種類以上
Airペイ7ブランド(銀聯対応)交通系IC/iD/QUICPayWeChat Pay/Alipay等81種類
stera pack7ブランド(銀聯対応)交通系IC/iD/QUICPayAlipay/WeChat Pay等30種類以上
STORES 決済6ブランド交通系IC/iD/QUICPayAlipay+/WeChat Pay等30種類以上
楽天ペイ6ブランド交通系IC/iD/QUICPay楽天ペイ等30種類以上

各サービスの特徴と向いているサロン

Square — 開業サロンに最もおすすめ

Square
決済
最適

初期費用・月額固定費ゼロ、決済手数料2.5%〜で始められるキャッシュレス決済サービス。無料のPOSレジアプリや予約システムも提供。翌営業日入金でキャッシュフローも安心。個人サロンでも導入ハードルが極めて低い。

クレジットカード決済(VISA/Mastercard/AMEX/JCB/Diners/Discover)電子マネー決済(交通系IC・iD・QUICPay)QRコード決済(PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・メルペイ等)POSレジアプリ(無料)オンライン請求書
決済手数料2.5%〜詳細を見る →

Squareが開業サロンに向いている理由:

  • クレジットカード全ブランド一律2.5% — サロンの決済はクレカが中心。全ブランド統一の安さは圧倒的
  • 月額費用・振込手数料すべて0円 — 固定費ゼロで始められる
  • 翌営業日入金(みずほ/三井住友) — 開業直後のキャッシュフローに余裕がない時期に心強い
  • POSレジ無料 — 決済と売上管理が1台で完結
  • Square予約との統合 — 予約管理(フリープラン0円)+ 決済 + 売上管理がすべてSquareで揃う

こんなサロンにおすすめ:

  • 開業費用を最小限に抑えたい個人サロン
  • 予約・決済・売上管理をシンプルにまとめたい
  • 翌営業日入金で資金繰りを安定させたい

注意点:

  • 端末(Square Reader)は4,980円の購入が必要
  • 海外発行カードには+1.5%の国際取引手数料

Airペイ — 対応ブランド数で選ぶなら

Airペイ
決済
最適

リクルートが提供するキャッシュレス決済サービス。中小企業向けディスカウントプログラムで決済手数料2.48%〜を実現。振込手数料が無料(ゆうちょ銀行を除く)。Airレジ(無料POSレジ)との連携でレジ+決済をまとめて導入可能。

クレジットカード決済(Visa/Mastercard/JCB/AMEX/Diners/Discover/銀聯)電子マネー決済(交通系IC・iD・QUICPay)QRコード決済(PayPay・d払い・au PAY等、アプリ統合対応)Airレジ連携(無料POSレジ)ポイント決済(dポイント・Vポイント・Ponta・楽天ポイント・WAON POINT)
決済手数料2.48%〜詳細を見る →

Airペイが向いているサロン:

  • 81種類の決済に対応 — 「このカード使えますか?」にほぼすべて「はい」と答えられる
  • 端末無料貸与 — 初期費用完全0円で始められる
  • 銀聯・Alipay・WeChat Pay対応 — 中国人観光客の多いエリアのサロンに最適
  • ディスカウントプログラム適用でクレカ手数料**2.48%**に

こんなサロンにおすすめ:

  • インバウンド(外国人観光客)の来店が多いエリア
  • 「使えない決済がある」という事態を避けたい
  • 初期費用を完全に0円にしたい

注意点:

  • iPad/iPhoneが別途必要(自己準備)
  • 入金が月3〜6回(即日入金ではない)

stera pack — クレカ手数料を最安にしたいなら

適合

三井住友カード(SMBC)が提供するオールインワン決済パッケージ。スモールビジネスプランで決済手数料1.98%〜、スタンダードプランでも2.70%〜と低コスト。両プランとも初年度月額無料。専用端末stera terminalにレシートプリンターが内蔵され追加機器不要。メガバンク系の信頼性も強み。

クレジットカード決済(主要ブランド対応)電子マネー決済QRコード決済stera terminal(オールインワン決済端末)レシート印刷機能内蔵
月額3,300円(税込)詳細を見る →

stera packが向いているサロン:

  • Visa/Mastercardの手数料**1.98%**は業界最安水準
  • 高機能端末(stera terminal)が無料貸与
  • 初年度は月額費用も0円

こんなサロンにおすすめ:

  • Visa/Mastercardの決済比率が高いサロン
  • 月間売上が高く、手数料率の差が年間で大きな金額になるサロン
  • オールインワン端末でスマートに会計したい

注意点:

  • 2年目以降は月額3,300円が発生
  • スモールビジネスプランは年間決済額の上限あり

STORES 決済 — 予約システムとの連携で選ぶなら

STORES 決済は、予約システム「STORES 予約」と同じSTORESブランドのサービスです。

STORES 決済が向いているサロン:

  • STORES 予約を使っているサロン(ブランド統一でシンプル管理)
  • フリープランならVisa/Mastercard **2.48%**で月額0円
  • 電子マネー手数料**1.98%**は最安クラス

注意点:

  • フリープランの端末は27,720円(購入)
  • スタンダードプラン(月額3,300円)なら端末無料

楽天ペイ — 楽天経済圏のサロンに

楽天ペイは、楽天銀行を利用している場合に翌日自動入金・振込手数料0円という大きなメリットがあります。

楽天ペイが向いているサロン:

  • 楽天銀行をメインバンクにしているサロン
  • 楽天ポイント連携で集客したい
  • キャンペーン中なら端末0円で導入可能

注意点:

  • 楽天銀行以外は入金が月1〜2回で振込手数料も発生
  • 基本手数料は3.24%とやや高め

サロンの規模・状況別おすすめ

1人サロン(自宅・マンション)

おすすめ: Square

理由:

  • 月額0円・翌営業日入金で資金繰りが安心
  • POSレジ + 予約管理 + 決済がすべて無料で使える
  • 端末4,980円のみの低コスト導入
  • 1人で全業務をこなすため「1社で完結」が最大のメリット

小規模サロン(スタッフ2〜5名)

おすすめ: Square or Airペイ

理由:

  • Squareはスタッフ管理・複数端末対応が充実
  • Airペイは対応ブランドの多さでお客様満足度が高い
  • どちらも月額0円で、売上が安定してきてから上位プランに移行可能

中〜大規模サロン

おすすめ: stera pack

理由:

  • 月間売上が大きいほど、Visa/MC 1.98%の手数料差が効いてくる
  • 月額3,300円のコストを手数料の節約で回収できる
  • 高機能端末でプロフェッショナルな会計を実現

コストシミュレーション

サロンの月間売上50万円、キャッシュレス比率70%(月間35万円がキャッシュレス決済)、クレカ比率80%で試算します。

項目SquareAirペイstera pack
クレカ手数料/月7,000円9,072円5,544円
QR・電子マネー/月2,275円2,268円2,268円
月額費用0円0円3,300円
端末費用(初回のみ)4,980円0円0円
月間コスト9,275円11,340円11,112円
年間コスト約116,280円約136,080円約133,344円

※stera packは初年度月額0円のため、初年度は約93,744円。Airペイはディスカウントプログラム適用時は約110,544円。

月間売上が100万円を超えるサロンでは、stera packのVisa/MC 1.98%の効果がさらに大きくなり、月額3,300円を差し引いてもコスト最安になります。

決済だけでなく「決済環境」を整える

キャッシュレス決済の導入は、サロンの業務効率化の入口です。決済端末を入れるだけでなく、以下の3つを連携させることで効果が最大化します。

決済 + POSレジ

決済データが自動でPOSレジに反映されれば、日々の売上管理は完全に自動化されます。手書きの売上台帳は不要になり、メニュー別・時間帯別の売上分析もできるようになります。

決済 + 予約システム

予約から施術、会計までがシームレスにつながれば、お客様の体験が向上し、オーナーの業務効率も大幅にアップします。Square予約を使えば、予約・決済・売上管理が1つのサービスで完結します。

決済 + 会計ソフト

決済データを会計ソフトに連携すれば、確定申告の準備が格段に楽になります。freeeやマネーフォワードクラウドは、Square・Airペイ・スマレジなど主要サービスとの連携に対応しています。

ツールの組み合わせについてはスタック提案ページで規模別のおすすめを確認できます。

導入の流れ — 開業に間に合わせるために

キャッシュレス決済の導入には審査期間があります。開業日に間に合わせるため、開業1ヶ月前には申込みを完了しましょう。

ステップ内容目安期間
1. 申込みWebフォームから申込。本人確認書類が必要即日
2. 審査サービスにより異なる。最短3営業日〜2週間3日〜2週間
3. 端末の受取審査通過後に端末が発送される3日〜1週間
4. 初期設定アプリのインストール、端末のペアリング30分〜1時間
5. テスト決済実際にカードを通して動作確認即日

ポイント: いずれのサービスも解約金なし(stera packの契約期間途中を除く)なので、まずは1つ申し込んで試してみることをおすすめします。合わなければ別のサービスに切り替えも可能です。

まとめ

サロン開業時のキャッシュレス決済選びは、手数料率・初期費用・入金サイクルの3つを軸に判断しましょう。

こんなサロンならおすすめ
開業費用を最小限にしたい個人サロンSquare(月額0円・翌営業日入金・POSレジ無料)
対応ブランドを最大化したいAirペイ(81種類対応・端末無料貸与)
クレカ手数料を最安にしたいstera pack(Visa/MC 1.98%)
STORES 予約を使っているSTORES 決済(ブランド統一)
楽天銀行がメインバンク楽天ペイ(翌日自動入金・手数料0円)

迷ったら、まずはSquareから始めるのがおすすめです。月額0円・解約金なしでリスクゼロ、翌営業日入金で資金繰りも安心。POSレジ・予約管理まで無料で使えるので、開業直後のサロンには最適な選択肢です。

決済以外のツール選びは1人ネイルサロン開業に必要なツール完全ガイド、ネイルサロンの決済導入を詳しく知りたい方はネイルサロンのキャッシュレス決済導入ガイドをご覧ください。